肩関節前方脱臼
 肘関節後方脱臼
 脱臼とは「関節を構成している関節端しが解剖学的状態から完全または不完全
に転位して、関節面の生理的相対関係が失われている状態」をいいます。

外傷性脱臼の頻度としては外傷を受けやすい青壮年男子が多い。小児と高齢者に
比較的少ないのは同じ外力が加わっても脱臼より骨折を起こしやすい為。
部位としては肩関節が一番多く、次いで肘関節、顎関節、肩鎖関節、指関節など
に発生する。


脱臼の分類
 外傷性脱臼:外力または自家筋力により、関節がその生理的範囲以上の運動を
       強制され、関節端の一方が関節包を損傷して その裂孔から関節
       外に出た状態を言います。関節包外脱臼とも言います。

 病的脱臼 :病的状態により軽微な外力または外力なしに脱臼を起こすもの。

 先天性脱臼:出生時にすでに脱臼を起こしているもの。
       先天性股関節脱臼などがあります。

脱臼の症状
 弾発性固定:他動的に運動を試みると弾力性の抵抗を覚え、ある程度は可動
       出来るが、力を緩めると再び戻ってしまう脱臼の固有症状。

 関節部の変形
       関節軸の変形、骨頭の位置異常、脱臼肢の長さの変形、関節窩の空虚など

 一般的症状:腫脹、疼痛、関節血腫、機能障害など。


関節の形態や特性にもよるが肩関節、顎関節、
膝関節では頻繁に脱臼を繰り返す
反復性脱臼
に移行する事もある。この要因は初回脱臼時
の固定期間や固定肢位、あるいは関節構成組
織の損傷や年齢といった要因があげられる。

脱  臼